すごいドラマだ!NHKが8年かけて取材し、各国の脚本家と作りあげた歴史ドラマ。
東京裁判を内側から見られる。
「戦勝国が一方的に下した有罪判決。」と多くの日本人は考えているのではないか?
このドラマを見ると、当時の日本人の国際感覚が、いかにズレていたか?再認識できる。
「500年前から西洋国が侵略戦争と、植民地獲得争いをしていたので、遅ればせながら、日本も近代化軍事化して、参加した。」
この日本人側の考え方は、当時はすでに時代遅れになっていたことが見て取れる。
第一次大戦後の世界条約を、日本側の首脳たちは理解していなかった、知らなかったのではないだろうか?
人間は戦争を繰り返しながら、その過ちから学び、新しいルールを作って、戦争を回避する知恵を持っている。
東京裁判は、旧日本軍の首脳陣たちを裁くだけでなく、その後の国際社会での新しいルールを決める大きな一歩だった。
今更ながら、各国の代表が英語でコミュニケーションし、当たり前に、その考え方や知識文化を理解しあっているのに対し、英語を理解できないソ連や日本側の感覚がズレていることに驚く。