新垣さんと松田さんの演技が本当に沁みる/今を生きる私たちにものすごく寄り添った作品/ここから始まる物語の序章を見終えた感覚
映画のようなシーンがたくさん出てきて、新垣さんと松田さんの一つひとつの仕草や表情、声質全てが演技だけど自然で、本当にきれいです
その映像だけでも見る価値あり
その上で…
ドラマというファンタジーな世界に求めるモノは人それぞれ
このドラマは、明日が楽しくなる様なカタルシスも無ければ悲運にもがきながら生きるひとを見て涙を流し心を洗濯することもできない
このドラマの中にあったのは、今を生きる私たちのありのままの姿だったり、現実にある苦しみだったり、云いようのない寂しさ
恋愛だって簡単にはできないし、仕事は大変だし、災害は色んな夢を壊すし、介護は人生を変えてしまう
そんな目を背けていられたらいいな、と思う現実が一つひとつ取り上げられていました
つまり、今を生きる私たちにものすごくゆっくり丁寧に寄り添った物語でした
その物語の最終話
ゆっくり寄り添ってきたひと達が、ほんの少し自分らしい選択ができ、新しい一歩を踏み出し始めるところで物語が終わりました
この先が始まりなのに、と感じましたが、それが私たちへのメッセージなのかな? と感じまた。
ここから、いっしょにスタートを切りたいな、なんて思わされたドラマでした。