話の大筋自体は日本酒を少し知ってる人なら聞いたことのある範囲。
しかし、古き好き杜氏や蔵の味を守りつつ、それらを数値化して可視化していくという技術の適用。
確かに言われれば当たり前なんだけれど、「お酒の味はあの人の舌でないと!」みたいな半ばマジナイみたいな世界がまかり通っていたのも事実なわけで。
それでも、地方の2代目3代目でも、東京で大学行って勉強して、そして蔵を継いで、そうしたら当たり前にデータ主義になってくるわけで。今じゃSNSでデータ交換してるなんて話も。
獺祭ブームを悪いことのようにいう人もいるけれど(工業製品的な意味で)、アレはアレで年間に何回も安定した味を提供するために工夫をした結果なわけで、日本酒の世界を大きく広げたという意味では僕はいいと思っています。
番組では触れられてなかったけど、日本酒を含め日本のお酒を「國酒」としてブランディング化していく取り組みがCOOL JAPANの一環で行われています。日本人として食・酒には自信を持って海外にアピールしていければといいなぁーと番組を見ながら思いました。