がんをピンポイントで破壊する、体にやさしい最新治療法について、15分程度の特集。
塊単位のがんに対して、トマホークミサイルの追尾技術を応用して、1mmの半分という正確さでがんにのみ放射線を照射するという「サイバーナイフ」治療(保険適用)、細胞単位のがんに対して、がん細胞に集まりやすいホウ素を投与したうえで、ホウ素に反応する中性子線を照射しがん細胞を破壊する「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)」治療の紹介。後者は現在は中性子線を発生させるために原子炉が必要だが、病院内でも設置可能なサイクロトロンという装置の開発が進んでいるという。また、「ガンに感染するウィルス」という治療法も開発中だという。
日本は外科の先生が多く、放射線科の先生が少ないため、これまで外科治療ががん治療の主流になってきた側面があるという。
高額医療に対して健康保険を適用するのか、混合診療なのか。混合診療は問題なので、先進医療を「がん保険、高度先進医療保険」などの任意保険でまかなってはどうかというコメントがあった。