金融センターを評価する指標は1国内金融商品の多様性、2海外と金融センターとのつながり、3金融サービスの充実が挙げられる。中国金融センターと比較して東京証券取引所は外国企業の上場が少なく、現在僅か5社。多様性に乏しい東京は、存在感を増しつつある中国金融センターにも押され、課題があるようだ。順位では、ロンドン→ニューヨーク→シンガポール→香港→東京。シンガポールは低税率や優遇措置が魅力的で東南アジアへの入り口的存在。香港は中国への入り口でAIIBや一帯一路が進むとますます発展すると見られている。シンガポールと香港は一体化するか?については2047年以降も1国2政府が続くか不透明なので両立するのでは?と慶應義塾大学白井教授の読み。