平和ボケとは海外での武力行使を容認しても、日本の平和が守れると妄信すること
昭和11年7月北御門二郎さんが満州で日本の軍人の家に招かれた時の記述をここに書き起こしておく。
---日本の兵士が衆人環視の中で̪支那の若者の首を藁切りで挟みきっている写真があった。吐き気が襲い、目まいが私をとらえた。
私は「これはひどいあんまりだ。」と泣くような声で言った。
夫人は「だってこれくらいしなきゃあいつら懲りやしないのよ。」と言った。
「これはひどすぎます。日本軍の残虐行為というものです。」
「残虐行為ですって、あなたそれでも本当に日本人なの?」
民衆の迷妄と無自覚、これこそ憎むべき戦争を生み、無数の残虐行為を生むのだ。人を殺すぐらいなら殺される方を選ぶ。」
夫人のような迷妄と無自覚から平和を守る戦いは続けていかねばならない。