上方落語。
喜六が仕事をしてると清八が船遊びに誘いに来る。普段はおごりで飲んで弁慶さんの通り名の喜六だが、割り勘で飲みに行くことを承知する。
そこに雀のお松とか、雷のお松とか言われる嫁が帰ってくる。夫婦喧嘩の話をしながら大川に行く喜六と清八。
大川に着くや割り勘の元を取ろうと飲みまくり、出来上がってしまう喜六。赤いふんどしの喜六と白いふんどしの清八は源平踊りを興じる。
そこに雷のお松も涼みに来て、喜六を見つける。普段は反論できない喜六だがお松をどーんと突き放すと、浅い川から全身ずぶ濡れで白い浴衣で立つお松にそれに念仏唱える喜六。ここは能の「祈り」の段だそうです。
ヤジが弁慶!と声をかけると、正気になった喜六が、「ああそうや、今日の割り勘取らんといて!」