ロッキード事件、東西冷戦とイラク侵攻・911事件・世界的デフレ、バブル、リーマンショック、経済
■1976年のロッキード事件
ロッキード社がアメリカの国会答弁で政治家に多額の贈賄したと証言した事件。
■東西冷戦
1945年の終戦までは米ソは協力して日・独・伊に対抗したが、戦争が終わると思想の違いから対立が激化した。スターリンは東欧諸国を仲間に引き入れソビエト連邦を作り鉄のカーテンを敷いた。
1980年のモスクワオリンピックに西側諸国がボイコット、1984年のロスオリンピックに東側諸国がボイコットするなど、互いの悪口言い合った。ハリウッドや日本でも赤狩りが平然と行われていた。
1980年代不景気に苦しんだソ連はペレストロイカを推し進め、1989年、ゴルバチョフ大統領とパパブッシュの間で東西冷戦終結が宣言された。
これをきっかけに世界のパワーバランスが崩れ、イラクがクウェートに侵攻、脅威を感じたサウジアラビアが米国に支援を頼み米国軍がサウジアラビアに入国すると、異教徒を好まない勢力が台頭した。その筆頭はオサマ・ビンラディンでありこれが後の911事件に繋がった。また、次々に社会主義を辞めた東欧諸国の安い労働力を求め工場が移されたことで世界の経済はデフレに向かった。
■バブル
きっかけは米国の対日貿易赤字。1985年のプラザ合意でドル高が是正された。これで打撃を受けた日本の輸出産業を回復させるために、日銀は金利を下げたが、企業は本業ではなく土地転がしの財テクを始めた、市民はNTTをはじめとする株式の高騰に夢中になった。
土地の価格が高騰しマイホームが買えなくなって日銀が金利を上げたところ、土地が売れなくなり、元々借りた金で買った土地の代金が払えなくなり、金の流れが停滞し、バブルが崩壊した。
■リーマンショック
住宅金融会社は、米国の低所得者向け住宅ローンの債権を世界中の投資銀行に売っていた。中でも多く買ったのがリーマンブラザーズ。土地の価格が下落し始め住宅ローンが焦げ付き始めると、リーマンブラザーズへの融資が渋られ、リーマンブラザーズは倒産した。世界中の金の流れが停滞し、世界不況に陥る中、比較的安全な円が買われ、空前の円高となった。これに日本の輸出産業が打撃を受け、日比谷公園では年越し派遣村が設置された。