近年増えつつある子供の就職や結婚相手選びまでする親たち。山田昌弘さんによると卒親できない現代の親には文化的経済的背景が。
2〜30年前までは子が親世代より豊かになると思われていたし、50年前は子が親に仕送りするのは当たり前だった。しかし、長引く不況の中、子が親より貧しくなり、独立したくてもできない時代に突入している。そんな中、頼ってほしいという気持ちと子に豊かになってほしいという親のプレッシャーから卒親できない親が増えていると山田昌弘さんは分析する。
もう一つの理由は文化的背景。親子で趣味を共有するようになり反抗する材料がなくなった。
時代と共に日本の親子関係を見ると以下のようになる。
高度経済成長期:教育ママ
80年代:一卵性親子
90年代:豊かなパラサイトシングル
2000年代:致し方ないパラサイトシングル
2010年代:毒親