心にズシリと心に響く最終話だった。
ドラマタイトルは「ボーダー」。
ドラマが始まった頃は、なにがボーダー(ここでは意訳的に「境界」とでもしておこう)なのか?と、思っていた。
ドラマの最初は「生と死の境界」ということだろうと。
しかしドラマが進むにつれ、裏ルートすれすれで捜査を行う主人公を見るにつけ「表社会と裏社会」という意味もあるのではと。
そして最終回の境界は「正義と悪の境界」であった。
しかし正義と悪は表裏一体であること。正義の行動が越境するとき、悪になること。
確かに戦争などはすべて「正義のもとの殺人」である。そして勝ったものが真の「正義」となる。
まぁ、そんなことはともかく。
ネタバレは嫌なので、詳細は伏せるが
サブタイトルの通り、文字通り「越境」してしまった主人公。
そして「ようこそ」と歓迎する死者。
ああ。ついに。。。
ラストの屋上の数分は、こちらも息を飲む静かな緊迫感。これ運転中に見ていたら、間違いなく事故を起こす(笑)。
ただ、小学生の子どもを持つ親の身としては、小学生誘拐殺人というネタは避けて欲しかった。単純にキツい。まぁ、それくらいの案件じゃないと、「裏稼業のモノですら全面協力」そして「主人公の越境」という流れができなかったのかも知れないが。。。
ちなみにこのドラマ、HPで見ると分かるように、登場人物のプロットがかなり詳細に作りこまれている。それこそ、ドラマに直接関係のないところまで。だからこそドラマにも深みが生まれてることは認めるが、それにしても今のままで(そのあたりのネタまで話を広げずに)終わるのはかなり勿体無い。宝の持ち腐れなんだよなあ。
このラストで続編は望めないかもしれない。でも、なんとか頑張ってもらって、パート2の制作を切に希望する。
追記
そして裏番組の「MOZU」まで来週、最終回。ああ、木曜日が空虚になる。。。