グランプリ作品「カルチャーショック」(イタリア)のボスニア防衛の話しは傾聴すべき。
1992年ボスニア包囲が始まり4年間続いたが、町の防衛のため武器を手に取った最初の20人のうちの1人であった男性は当時の状況を次のように語った。
「町の防衛にはボスニア人やイスラム教徒の他にセルビア人、ロマなども加わった。全てサラエボ市民だ。町を包囲したセルビア軍も同様で、きっとこの紛争では真の戦勝国など存在しない。誰かに襲われる不安を未だに毎日感じている。」
それを受けてナレーションは次のように語った。
「様々な民族と宗教が入り交じるこの町は激しい対立の末に悟った。
共生が唯一残された道であり、そして、多様な文化が混在してこそ活力と魅力が生まれることを」
以上、語られことは平和を維持するために大変示唆に富んだ話だと思うので、ここに掲載した。