日本人ラガーの距離感は非常に細やかだと、平尾氏は印象を述べた。
外国人にラインをもうちょっと深くというと1~2mぐらい移動するのに、日本人に同じ指示をすると、数10cm程度の移動で止まってしまうとのこと。
ここからは私見であるが、
要は日本人ラガーの場合、自分達のスキルやフィットネスにあわせて距離を詰めておくことが習い性になっている。日本人同士の戦いであれば、それで通用するが、外国人相手の試合になれば、日本では抜けるものも抜くことができなくなり、止めれるものも止められなくなって、自信までなくしてしまう。
現状を打破して、日本ラグビーを強化するには、ラグビー強豪国で武者修行を積んでいる選手を中心に代表チームを組成することが必要になる。
ラグビーはせんじ詰めれば、相手との間合いの勝負だと思うので、相手の距離感で戦っても、互角以上に渡り合える個人スキルやフィットネスが必要不可欠だ。
日本代表チームが強くなるためには、外国の一流チームと数多く試合を組むことに尽きるのではないか。