脳の神経回路の配線は10代のうちにほとんどが止まる。さて、次の一手は?
樹状突起スパインの結合による神経回路の創出活動停止を支える、次の一手は、オリゴデンドロサイトという細胞が脂肪の巻きつけにより神経細胞を太くし、神経回路の高速化(ミエリン化)を実現することである。
以上を踏まえ、番組から書き留めた印象深い言葉は次のとおり。
「一面にミエリン化した神経細胞。これが時を越えてあなたの学ぶ力を支え続けようとする細胞たちの姿なのです。私たちの能力のほとんどはミエリン化のおかげなのです。」
「細胞は経験を刻む。」
「細胞は裏切らない。」
そして、最後に朗報として告げられた、次の言葉は私に希望と勇気を与えてくれた。
「何かに熱中したり、夢中になったりすれば、たとえ老いても脳神経細胞のスパインの活性化が再び起こりうることが最近の研究で分かりつつある。」