今回の内容は、ブラック企業に対抗した「ホワイト企業」の事例集。
「ホワイト企業」の定義そのものがまだ曖昧な段階であるが、
要約すると昨今企業で注目されているキーワード「ダイバーシティ」が軸で、
多様な働き方ができる企業のことを指している。
旗振り役は国の経済産業省で、「ダイバーシティ経営企業100選」というものがある。
http://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/kigyo100sen/index.html
番組では、長時間労働を脱したIT企業など数例が紹介されている。
http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/
興味深かったのは、「残業をなくす=残業代が減る」という社員の心配に対して、
どれだけ残業が減らせたかの比率が高い部署を「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」
の賞を設けて、モチベーションアップとセットにしていたこと。
また、別の企業事例であるが「ブーメラン制度」というものを設けていて、
要するに、結婚や留学、ボランティアなど、数ヶ月から数年会社を離職しても
戻れる制度のこと。
離職した社員を補える程度の社員数がいる会社でないと実現不可能であるが、
ネーミングも含めて、なかなかユニークな取り組みだと思いました。