昔はプランテーション農業が基幹産業で他の産業が育たず、経済が停滞化していたところを、雇用と外貨獲得のため、出稼ぎ政策が国策として打ち出された。
海外雇用庁という出稼ぎ者を支援する省庁まである。
230種類の職業訓練学校が4000校もあり、そこを卒業して出稼ぎに出る。
家政婦、看護師、船の乗組員、コールセンターなどで出稼ぎをしている人が多いそうだ。
今や、国民の10人に1人が出稼ぎに出ており、GDPの10%を占める。
フィリピン人出稼ぎ者が世界で受け入れられている理由には、英語が堪能、まじめ、フレンドリーという国民性も関係しているようだ。