海外で展開する日本食ビジネス。それは、単なる販売戦略ではなく、日本の食文化を知らしめる展開であった。
和食の素晴らしさは、そのテクニックではなく文化であることを伝える2つの事例
日本料理店「奥田」
http://www.okuda.fr
フランスに出店するも、白身魚の鮮度にこだわり、活魚店「シンイチ」をOPEN。
自らの店舗だけではなく、フランスの日本食レストランにも卸すことでビジネスの安定性と本来の日本食の味と技術を提供している。
おぶぶ茶苑
http://www.obubu.com
学生時代のアルバイトをきっかけにお茶の道へ。
海外との接点は、観光農園として海外からの旅行役の受け入れを行うこと、
そして、研修生の受け入れを行う。研修生は、すでに14ヶ国、37名にものぼる。
茶畑の坪主(オーナー制度)として、季節ごとにお茶を贈るシステムなど、取り組みは斬新。
研修生は、自国に戻ってからもお茶ビジネスを展開するなど、海外展開のハブとなる。
海外展開は、決して商社や代理店を巻き込まずとも出来ることの事例でもあった。
巨大なビジネス化を目指すことではなく、文化を広げ、やり甲斐のある仕事をする人たちに好感がもてた。