石油埋蔵量としてカナダが世界2位に浮上。カナダは今やオイルラッシュ
2009年現在の原油埋蔵量は、サウジアラビアについで、2位にカナダが食い込んだ。
カナダ アルバータ州北部では、森林地帯を切り開き、地中のオイルサンドの層を巨大重機で切り取っている。
オイルサンドを湯に浸けると、砂とビチューメン(重質重油)に分離される。これを加工すると、ガソリンなどができあがる。
掘り続けても100年は採掘できると言われている。
原油1バレルあたりの生産コストは、在来型原油は5~25ドル、オイルサンドは50ドルとやや割高。ただし、原油価格の高騰により、オイルサンドも十分市場に供給可能になった。
アメリカは、これまで中東から輸入していた分をカナダから輸入するようになる。
すると、中東はアメリカ向けをやめてアジア向けに輸出するようになる。