聞こえていて、それが母国語でも、ガヤガヤの環境内では聞き取れない……そういう障害もあるのか。いろいろなことで困っている人は、思うより多いのかもしれない。
自分は、わりと若い頃から、学年が進んで、新しい先生を目にしても……例えば大学では、各科目の最初の数週間は、先週と同じ先生が講義しているのかどうかが認識できず、しかたないので、綴じたノートはではなく、ルーズリーフを使わざるを得なかった。
……という話を、数年前、パートナー(中程度の知的障害持ち)に話したら、
「それって、、、何かの障害じゃない?」
と指摘され、どうやら「相貌失認」なのでは?と、こんなオヤジになってから、やっと気づいた。
言われてみれば、お世話になっている、区の福祉担当の方だって、名前は覚えていても、何年経っても、顔が分からない。
「方向音痴」がよく付随すると知って、納得した、
少し前、渋谷駅へ徒歩で行こうとして、迷子になった。パートナーにケータイGPSで自分の居場所・進む道をナビしてもらっても、たどり着けない。挙句の果て、たまたま来た「渋谷駅行き」バスに乗り、終点で降りた……はずなのに、渋谷駅にはたどり着けなかった。
なことあるか!と思われそうだけど、特に「盛って」いない。