涙を拭ってから、うんと冷静になって、考えました。
・そりゃ、人間誰だって死にます。
自分と、愛する人との間で、多分、どちらかが先に死ぬ・・・運命にある。
ツライ別れは必ずくる。
・だからといって、あの3.11 東日本大震災で、巨大津波で大勢の方々が亡くなったことが、やむを得ないものだなどとは思っていません。
・マスコミは、こんなことになった責任者が誰だったのかを調べてもらいたいのです。
そして「責任者は出てきなさい!」と、言いたいのです。
・『稲むらの火(
http://goo.gl/CYF56 )』が、戦前の教科書には載っていました。
それが戦後の教科書からは消えてしまったのでした。かつての文部省はなぜ消し去ったのか。
小学5年生になれば、「大地震がきたら、津波を恐れて山に避難をしよう」と、教わっていた筈だったのです。
・昭和22年、私、小学2年生で、口頭で、「稲むらの火」を教わったのでした。
「教科書に載らなくなったから、今、お話します」と、私の富岡先生は言っていました。
・3.11の大揺れの後に、真っ先に思ったことは、「海辺の人達は、いっせいに山に向かって走っているんだろうな」ということでした。
後で知ってびっくりしたのは、大半の人が「稲むらの火」を知らなかったということでした。
・「稲むらの火」を、教科書から消し去ったことが、愛する人とのツライ「運命の別れ」を、極端に急がせてしまったのです。
その責任の所在は、かつての文部省のお役人さんにあると、私は思っているのです。
・当番組で「風の電話」でお話をされている方々が、それについて、誰も、一言も触れないでいらっしゃることが、なんとも、私の心をかきむしるほどつらい気持ちになっています。
・折に触れて聞かされます「教育が大切」と。いまの文部科学省のお役人さんは、「稲むらの火」の教訓を、教育に活かすように、お願いをします。
文部科学省のお役人さんは、当番組を必ず見てください。そして、新人のお役人さんに引き継いでください。「稲むらの火」は、未来永劫、教科書からは、消しません、と。
お願いをします。