ごごナマ おしゃべり日和「大野拓朗さん イケメン俳優のニャンとも不思議な素顔」

NHK総合 東京 2017年6月6日 (火) 13:05 (00:55)
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シリーズ: ごごナマ
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以上の書き起こし全文は、https://t.co/vtEaF3YhXK に転載。
日本は、広島、長崎の不幸な歴史から学んだことを福島に活かすべきです。(了)
自然界に放射線が存在すること、自然放射線と同程度の放射線を受けても健康への影響は恐れる必要がないこと、放射線は医療や産業などで広く利用されていることなどに加え、
日本の義務教育では30年以上にわたって、放射線について教えてきませんでした。放射線に関する教育が中学の理科にようやく復活したのは、平成24年(2012年)4月のことです。
福島で生まれ育った若い方々が、いわれのない偏見・差別を受けないようにするためにも、放射線とその影響に関し、科学的な理解を育む教育に我が国はもっと力を入れねばなりません。
広島、長崎よりはるかに線量が低い福島で子孫に何らかの影響があることは考えられません。しかし、先に述べたように多くの方が影響があるのではないかと心配していらっしゃいます。
しかし、被爆された方々や二世の方々に対し、結婚などに際して偏見や差別があったことは歴史的事実です。
日本には、広島と長崎の原爆被爆という不幸な過去があります。原爆の放射線を受けて生き延びた方々に対する70年に及ぶ追跡調査によって、原爆放射線による遺伝的影響が被爆二世に及んでいないことが明らかになっています。
→次世代以降の健康影響は、「高い」22.1%+「非常に高い」15.9%=38%。2011~2012年の調査では60%だった。
事故後に最初に行われた調査で、この割合は60%でしたから、減ったとはいえ、依然として非常に多い割合です。
避難地域の成人を対象とした福島県による最近の調査では、38%の方が被ばくの影響が子孫に及ぶことは大いにあり得る、ないしはあり得るとお答えになっています。
加えて、私がとても心配しているのは、多くの方が事故の影響が子孫に及ぶことを懸念していらっしゃることです。
The latest The のぞみの会 Daily! https://t.co/DDNnbPtncD Thanks to @card_res @7xyz_ @Trd_M #乳がん #nhk
福島での放射線のリスクが充分に低いレベルであることを示すデータは、この6年で十二分といっていいほど蓄積されましたが、そのことは必ずしも広く知られていません。
また、これまでに見つかった甲状腺がんは原発事故が原因でないことが国際的なコンセンサス(意見の一致)になっていますが、そのように言われてすぐに不安が解消されるわけではないでしょうし、手術を受けられたお子さんのフォローにも課題が残ります。
現在でも事故直後と同じ質問が寄せられているのが現実です。
しかし、そのことを納得し、安心して暮らせるかどうかは、人によって違います。例えば、ベビースキャンを受診されるお子さんの保護者からは、「水道水を飲んでもよいですか?」とか、「外で遊ばせて大丈夫ですか?」など、
2017年現在、福島で内部被ばくのリスクは無視してもよいほど低く、外部被ばくも現在、人が居住している地域では、自然放射線とあまり変わらないレベルまで低下しています。科学的には安全に暮らせる状況だと思います。
(論文タイトル:Measurement and comparison of individual external doses of high-school students living in Japan, ...(cont.)
世界中からこれまでに9万件近くのダウンロードがありました。これが(ライター程度の大きさの装置を見せる)測定に使った装置です。
それどころか。花崗岩からの自然放射線が多いフランスのコルシカ島のほうが福島より外部被ばくが多かったのです。この結果は、福島の高校生を含む223人の著者の共著論文としてイギリスの専門誌に公表し、
その他の地域の自然放射線(のみ)による外部被ばくに比べて、特に高いわけではないことが分かりました。
このプロジェクトでは福島県内外の日本各地、フランス、ポーランド、ベラルーシの合わせて200人以上の高校生が個人線量計を2週間携帯し、結果を比較しました。調査の結果、福島県内の自然放射線と事故由来の放射線を合算した外部被ばくは、
(「福島県外、福島県内、ヨーロッパの高校生の自然放射線の寄与を含む外部被ばく線量(1年換算)」の図。→福島県外、福島県内、ヨーロッパで特に差はないことが示されている。フランスの一部に問題ないレベルながら、比較的高い地域がある。)
2013年頃から、私は重点を徐々に外部被ばくの測定に移しました。本日、特にご紹介したいのは、福島の高校生たちと共同で行った「世界の高校生の外部(被ばく)線量比較プロジェクト」です。
2013年に乳幼児専用のホールボディカウンターであるベビースキャンを開発し、福島県内に3台設置しました。それ以来、1万人以上の乳幼児を測定してきましたが、放射性セシウムが検出されたお子さんは一人もおられません。
私たちが2012年当時使っていた装置は、もともと大人用に開発された装置で、小さなお子さんを測定することができませんでした。しかし、お母さんたちからは、「私は結構ですから、この子を測ってください」という声が多かったので、
この測定値(上述のグラフ)は1960年代全般、大気圏内核実験によって日本中の農産物が汚染されていた時代よりも低いレベルです。この結果は2013年に論文として発表し、国連の科学委員会の報告書にも載録(さいろく)されています。
→グラフ(目視):1960年頃から急増、1964年に500Bq超で最大、その後、急速に下がり、1975年以降はほぼ20Bq以下で推移。)
→参考:(人工的な被ばくのない)1人の成人が出す放射線は7千Bqくらい。自然放射性物質の取り込みによるもの。
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(「日本人成人男性体内のセシウム137 1959~1994の」図。脚注に「2012年 3万人以上を測定:子どもの100%、大人の99%は300Bq以下」とある。
測定の結果、子どもは100%、大人も99%は検出できるほどの放射性セシウムが体内になく、事故による内部被ばくは天然放射性物質による内部被ばくよりも1桁以上低いことが分かりました。
私は2012年に福島県内の民間病院と協力し、ホールボディカウンター(Whole body counter)という装置を使って、3万人以上の内部被ばくを測定しました。
事故の影響をみる際には、誰もが避けることのできない自然放射線による被ばくとの比較が客観的な目安になります。
これらにより、事故がなくても私たちは外部被ばくをし、天然放射性物質を食べたり吸い込んだりして内部被ばくをしています。日本人は両者合わせて平均で年に2.1mSv被ばくしているとされています。
地球上には、地球が誕生したときから天然放射性物質があり、また、宇宙からは常に宇宙線が降り注いでいます。
医療被ばく3.87(mSv/年) → 合計:約6mSv/年)
内部被ばくも外部被ばくもmSv(ミリシーベルト)、ないしはその1/1000のμSv(マイクロシーベルト)という単位で大きさを表すことは、この6年間の報道を通じて多くの方がご存じだと思います。
内部被ばくも外部被ばくもmSv(ミリシーベルト)、ないしはその1/1000のμSv(マイクロシーベルト)という単位で大きさを表すことは、この6年間の報道を通じて多くの方がご存じだと思います。
食品などを通じて体内に取り込まれた放射性物質が体の中で出す放射線に当たることを内部被ばくと呼びます。
さて、原発事故によって放射性物質が広範囲に飛散し、環境を汚染しました。放射性物質が崩壊して発するガンマ線が飛んできて体に当たって被ばくすることを外部被ばく、
ツイッターやマスメディアを通じて住民の方々にお伝えする努力をしてまいりました。またこれに関連した、糸井重里さんとの対談をまとめた本は、多くの方に読んで頂きました。
この6年間、私が特に重視してきたのは、目に見えない放射線を正しく測定することと、その結果を適切にお伝えすることです。これまでに行った数々の測定の結果は、論文として記録に残すとともに、
事故から6年を経て、現在、人が居住している地域では科学的に見ると、放射線による健康影響を心配する必要はないと、はっきり言えるようになりました。このことについては、後でもう少し詳しく述べます。
女性が演技ではなく本当に気持ち良いと感じるようになるためには絶対に必要な必須ポイントがあります。https://t.co/AR4ydO8fqk #NHK
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たまたま私のツイッターの呟きが多くの方々の目に留まったことがきっかけとなって、この6年間、福島県内のお医者さんなどと協力して住民の被ばくに関する測定や、情報発信を続けてきました。
私は東京大学で物理を教え、スイス・ジュネーブにあるセルン(CERN)研究所で原子物理学の実験をする研究者でしたが、2011年3月11日に起きた東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故に際し、
はるかに少ないということ、それにも関わらず放射線の遺伝的影響を心配なさる方が多く、そうした誤解に基づく偏見や差別が長く続く恐れがあること、その払しょくには放射線に関する科学的な理解を育む教育が大事だというお話をします。